自分で作る料理が、どうも家庭料理の域を抜けない!そう思っているアナタ。ご家庭の調味料棚にスパイスやハーブはありますか?
「使い方がわかんなくて怖い」「ちょっとだけ使って余っちゃうんだよね」
そんな声がちらほら聞こえて来るようですが…スパイスやハーブって、みりんや醤油みたいに実はとっても身近な調味料なんですよ!そして、用途に合わせて使う事で、お味がワンランクアップしちゃうほどとっても便利なんです。
今回はそんな調味料の中でも、cooでも使う事の多い食用ハーブの使い方を種類ごとに紹介します!手元にあるものから調べて使うも良し、食べたい食材に合わせて買ってみるも良し。ぜひ気軽にチャレンジするきっかけになれば幸いです。
そもそもハーブってなんぞ
この広い世界、道端や畑にはそれはそれは色んな草が生えてます。その中でも、「生活に役立つ香りや味の植物」を総称したものを「ハーブ」と呼ぶようです。
"生活に役立つ"というと食事の他にも薬効であったり、保存性を高める機能であったり、香りからリラックスさせる効果であったり…とその役割は実に様々です。
中でも今回は、食事に使う「食用ハーブ」に焦点を当てていきたいと思います。
ハーブの種類別・便利な使い方
それでは実際にどうやって使うのか、ハーブの種類別に見ていきましょう!今回はcooや家庭でも良く使われている調味料、イタリアンミックスハーブに含まれている代表的な6種類のハーブを紹介します。
ミックスハーブに使われているハーブたち
バジル
誰もが知っているであろう、代表的なハーブであるバジル。ピザやパスタなどのイタリア料理に使われる事が多く、オリーブオイルやトマト、チーズとの相性は抜群で、とても使いやすいハーブと言えます。cooのレシピでは、トマトペーストやドライトマトなどに使われているミックスハーブに含まれています。
フレッシュバジルはそのままサラダやチーズと合わせても美味しく、みずみずしい爽やかな香りが食欲をそそります。乾燥粉砕されたドライバジルは、お塩と共にお肉にふりかけて焼くだけで肉の臭みを消し旨味をUPさせてくれます。鶏肉や豚肉と相性が良いハーブです。
ちなみに、これはスイートバジルという種類。タイ料理のガパオなどに使われるのはホーリーバジルという種類で、スイートバジルとは少し香りや食感が違うんですよ〜!ホーリーバジルで作るガパオはまさに本場の味! 産地にあった食材を使うのがポイントです。
ローズマリー
お飾るだけでお洒落なローズマリーは、ポテトや鶏肉との相性が抜群なハーブです。かなり香りが強めなので、組み合わせて使うときは分量に注意が必要です。しかしこれひとつ使うだけで本格的な味が決まるとっても優れた香りを持っていますので、一度は使ってみることをオススメします。
シソ科の植物で香りには清涼感があり、辛味も甘味も兼ね備えたハーブです。調理する際は、お肉をオイルと一緒に漬け込んで香りを付けて焼いたり、フライパンの中で加熱しながらオイルに香りを移し食材に火を通すなどの方法があります。カリッと揚げたポテトにお塩とローズマリーを合わせれば、少し大人なフライドポテトに。cooではマッシュポテトに使っています。
オレガノ
オレガノと言えばピザ!ピザソースのあの香りを出しているのはこのオレガノです。トマトとの相性が良く、イタリア料理に使われる事が多いハーブですが、他にもタコスなどのメキシコ料理に使われるチリパウダーには欠かせないハーブです。少しスーッとするような香りで、吐き気や船酔いなどを沈めてくれる効果もあるので、薬としても使われていたハーブです。
フレッシュで使うよりも乾燥させた方が香りが立ち、cooでも愛用しているイタリアンハーブミックスではブレンドのメインとして使われているオレガノ。cooのトマトペーストのレシピで自宅でピザソースを作る際には、ハーブミックスを使ってしまうとローズマリーなどの味が邪魔するのでオレガノやバジルだけを使うことをオススメします。
タイム
フランス料理では欠かせないブーケガルニやエルブ・ド・プロヴァンスにも使われる、臭み消しや煮込み料理の香り付けに用いられるハーブが、このタイムです。タイムに含まれる香りの成分には殺菌効果があるので、濃いめに煮出してうがい薬として使用する事もできます。
他のハーブと同様にトマトや肉との相性も良いのですが、タイムを合わせると言えばなんと言っても魚料理でしょう。細かく切ってパン粉と混ぜて魚にまぶしバターで焼きあげる香草焼きや、白味魚と合わせムニエルなど、魚と組み合わせて調理する事で臭みを消すと共に繊細な味を引き立てます。
マジョラム
聞いた事はあるような、でもなんだかよくわからないハーブ、それがマジョラム。実はとても健康に良いハーブで、血行を良くしたり不眠や不安感を取り去ってくれる効果もあるんだとか。オレガノと似た香りですが、マジョラムの方がややマイルドな香りです。
マジョラムは肉に合うハーブとして知られていて、鶏肉や豚肉をローストしたものやパテ、ソーセージなどの加工肉まで幅広く使われています。ミックスハーブとしてだけでなく単体で使ってもイタリアンな風味がほんのりついてくれるので、使ってみたい方はぜひ単体で持っていてもいいかもしれませんね。
なんか淡々と説明しちゃったけどさ、結局何を買えばいいわけ?
という訳で、初心者は買っとけ!な便利調味料を紹介するよ!
初心者は買っとけ!間違いない調味料3つ
良くわからない説明が長すぎて、結局どれ買えばいいのかわかんねー!という貴方!そうだよね。ごめんなさい。なので…ここからはオススメ商品を3つ紹介しちゃうよ!
とにかく、これ買っとけば間違いない!
イタリアンハーブミックス
cooのレシピでも何度となく登場している、イタリアンハーブミックス。バランス良くブレンドされてるので、これ入れるだけで大抵美味しくなります。はい。
オリーブオイルとにんにくとこれがあれば、どんなお肉もサラダも前菜もドレッシングもなんでも美味しくなります。とりあえず、買っとけ!度でいうとダントツのNo.1です。万能すぎます。
ただ、ローズマリーがブレンドされているので、食べ慣れてくるとたまーに邪魔に感じます。そうなってきたら貴方はもう上級者!ぜひ自分の好みでハーブを選んでみてくださいね。
チリパウダー
メキシコのスパイシーな料理を作りたいならコレ一本買っとけ!なのがこのチリパウダーです。
カイエンペッパー、オレガノ、クミン、ガーリック、塩などなどなどがブレンドされたスパイシーな調味料。ハーブというよりスパイス寄りだけど、メキシカン好きならぜひ持っていてほしい一本。
煮豆とひき肉とトマト缶に加えれば簡単に美味しいチリコンカンが出来るし、チキンにまぶして焼いても美味しい。ポテトにふりかけても最高!一発で味が決まるので悩む事なくたっぷり使いましょう!ビール好きな方は間違いなく大活躍する調味料です。
クレイジーソルト
これはなんとなく持っている人もいるのではないでしょうか。アメリカやヨーロッパで幅広く使われている調味料、クレイジーソルト。岩塩、ペッパー、オニオン、ガーリック、セロリ、タイム、オレガノがバランス良く入っているので、これだけで塩味もつくので何に使っても美味しく出来上がります。イメージとしては、ミックスハーブに塩こしょうとニンニクが入った調味料。
我が家では、チキンやポテトに合わせる事が多く、まぶしてしばらく置いてから焼いたり、出来上がってから振りかけたりと用途は様々です。ガーリックが効いているので、ニンニクを用意しなくても風味がつくのも便利なところ。ハーブを手っ取り早く取り入れたい方、万能に使える調味料がほしい方はぜひ1本持っておくと良いでしょう。
怖がらずに使ってみよう
今回は、色々な食用ハーブの使い方を紹介しました。
もっと実用的な内容にすればよかったかな…なんて書き終わった後に思ったりもしますが、なんせ料理は好みなので。ぜひ怖がらずに使ってみて、お好きな味を見つけてみてください!
きっと使ってみたら気づくはずです。いつもの食卓が少しだけ華やいで、とってもいい香りがしている事に。
このお肉にはこのハーブが合うかな?お魚を食べたいからこのハーブを使ってみよう。そんな風に、少しずつ貴方の生活にハーブが寄り添ってくれる事を願います。