coo徒然日記〜映画館で見たもののけ姫と3回目の転機〜

お久しぶりのcoo徒然日記。

商品やレシピの紹介ではなく、cooで働いている私達の事を少しずつ知ってもらえたら...と思って始めた徒然日記シリーズ。どんな人たちがこのcoo webを作っているのかな?と想像しながらこのホームページを見て欲しいなって思っています。

今回はcooのweb担当・まさこが、最近思った事や感じた事を徒然なるままにお送りします。気が向いたら暇つぶし程度に気軽な読み物として読んでみてくださいね。

映画館で見た「もののけ姫」

先日、約5年ぶりに主人と2人で映画を見にいきました。子供が生まれる前は、映画好きな私に付き合って良く映画館に行ってくれたものですが、いつも隣をみると寝ていた主人の横顔を良く覚えています。そんな主人が、ある日ふと言ったのです。

「映画館でもののけ姫やるってよ!」

こんな事ってあるんだな、と思ったのがそれを聞いてすぐの私の心中。公開当時小学生だった私達は、たびたび放送される金曜ロードショーや海賊版DVD(ダメ!絶対!)でテレビを通して見ることはあっても、もう映画館のスクリーンで見られる事などないと思っていたのです。

「やはり行くか...」

ジコ坊のごとく思い立ったのは、長い長い休園生活が明け、子供達が幼稚園に通い始めた今年7月の事でした。子供達(3才と5才)が見るにはちょっと怖いエピソード。これは、大人だけで行かなくちゃね。

と、無理やり理由をこじつけて私達は映画館へと向かいました。

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思わす写メする大人

子供が誰一人いないジブリ上映

今回上映されるジブリ作品は、もののけ姫を含めて4作品。風の谷のナウシカ千と千尋の神隠しゲド戦記。完全に大人をターゲットにした、メッセージ性の強そうな作品です。

映画館はソーシャルディスタンスを踏まえて座席が半数しかない状態。しかし平日にも関わらずまぁまぁ埋まった状態でしたが、そのほとんどが当時おそらく子供であった世代=大人が見に来ていました。

NO!MORE!映画泥棒の前座が終わり、「いよいよくるぞ」と身構えて待つ、心は子供・体は大人の私たち。

タイトルで号泣

みなさん一度は見たことがあるであろう、あの壮大な音楽をBGMにしたタイトルバック。

映画館で聴く久石譲は、いつもの100倍くらい胸に響きます。暗くてそこにしか意識がいかなくて、座席が振動するくらいの大音量で聴くと、自然と涙が流れます。(ちなみに私はディズニー音楽を聴いても勝手に涙が流れるシステムになっています。)

あの一瞬で、私達はまさに"子供に帰った"そんな瞬間だったと思います。思わず横を見たら、いつもなら寝ているはずの主人がワクワクしながら見ていましたから。

気づいていなかった絵の細部や効果音に気づく

アシタカは村を追われ、サンに出会ってタタラ場に行き着き、そこで色々な考えの人がいる事を知って、彼は思い悩みます。「森と人間、双方生きる道はないものか」と。

それを描いている最中、私は登場人物たちの心情ではない部分にも意識がいっていることに気づきました。

小さな画面で見ている時には気がつかなかった。

森をこんな風に描いているなんて、人間たちの表情をこんな風に描いていたなんて、森の音や風の音をこんな風に表現していたなんて、今まで気づきもしなかった。

それだけ集中して見ていなかったし、生活音にかき消されていたのでしょうね。

もののけ姫は、きっと映画館で見てこそ生きる作品

そう思いました。没頭しながら見るにふさわしい、重厚で答え無き壮大なテーマ。33歳になった今、色々なものを背負った私が映画館でこれを見ることができている事は、本当に奇跡とさえ思えました。

「生きてりゃなんとかなる」

シシガミの森を守る野生動物やサン達と、シシガミの首を狙うジコ坊達、そしてタタラ場を維持する為に戦うエボシ達。3つの勢力が入り混じる戦いが終わり、それぞれが新たな生活を迎える頃、タタラ場に生きる強い女性おトキさんはこう言います。

「生きてりゃなんとかなる」

誰が悪とか正義とか、そんなものではなく。登場人物達はみんなそれぞれに、精一杯自分の人生を生き、それが始まったり終わったりしていくのです。

米良さんの澄みきった歌が終わる頃には、なんだか重たいものを受け止めてしまったショックで、しばらく席を立てませんでした。

この時期に「もののけ姫」を見る事ができた意味

この物語は、アシタカの物語。もともとはタイトルが違ったのに、「の」が付くとヒットするというジンクスから「もののけ姫」に変わった…その事を知っている大人の私は、サンではなくアシタカの人生を映画館で体験する事ができました。

私達の暮らしを変えてしまったコロナウイルス。けれどコロナがやって来なければ、こんな機会を与えてくれる事もなかったのです。

ある日突然私たちの暮らしにやって来たこのウイルスは、人々の生活を大きく変えてしまったけれど。でもね、気づく事がなかっただけで、今までもずっと同じように、私達には「同じ毎日が来る保証などなかった」のです。

それなら、どう生きる?

これからの人生を、どう生きて生きたいの?

そんな事を問われたような気さえした、とても貴重な1日でした。

私を変えてくれたcooとみゆきちゃん

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今日は、もののけ姫の話ばっかりで、興味ない方にはなんのこっちゃって感じですね。笑

ちゃんと話はcooへ戻りますのでご安心ください。

生き方を見つめ直すきっかけ

今年の春、私は仕事を探していました。cooではないどこかで、何か定期的に勤められるような企業に入って働くつもりでした。

おそらく生まれて此の方、私の頭の中には「働く=どこかの企業に属してお給料をもらう」というイメージしかなかったのですが、それを当然と思っていました。

ですが、コロナの影響で雇用のない状況。視野を広くしないと何も出来ない、と直感で感じた私は自宅でできる何かを仕事にしたいと考え、夜な夜なこの大きな日本社会について調べました。

そんな時、cooでバイトしてた時にふとみゆきちゃんに相談してみたら、こんな答えが返って来たんです。

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みゆき

でもさ、私にしてみたら会社に属している方が不安だよ。将来の見通しが立たないんだもん。私やp.aは考えなきゃいけない事は沢山あるけど、自分のやっている事が反映されるから安心なの。

なんか、頭殴られたみたいなショックでした。

サラリーマン=安定だと思っていたし、もちろんその方が安心な面も沢山ある。

でも、そうじゃなくて。自分の中にそういう考えがなかった事がショックだったんだと思います。

そこからです。みゆきちゃんと、色々なことを話して。時には泣きながら、自分達の葛藤を吐き出し合って。理解されない悔しさや、やりたい事をまっすぐにやっていく大切さ。まるで、遅れてやってきた第二の青春みたいに夢中で語っていた気がします。

頭が軽くなった瞬間

そこからかもしれませんね。自分がやれる事って、もっと沢山あるんじゃないかって気になれたのは。みゆきちゃんに軽くしてもらった頭で、私は新しい事に挑戦する事にしました。

それで始めたのが、今のwebライターの仕事です。

きっかけは、cooのwebページを新しくするとなった時に何かしたかったから。すぐに記事を書けるようになっておこう、そんな気持ちでクラウドワークスの安い仕事を沢山こなし修行を積みました。

そして、cooのリニューアルしたホームページに載せるレシピ記事を書いてみない?と声をかけて貰えたことで、私は今こうしてcooで記事を執筆しています。

「できる事」ではなく「やりたい事を」選ぶ

生きてさえいれば、人は変わる事ができます。

この1年は、きっと私の人生の3回目の転機です。

1回目は結婚して姓が変わった時。2回目は子供が生まれた時。

そして3回目は、仕事に対する人生観が変わった時。まさに今です。

自分がこんな風に働いているだなんて、去年の私には想像もできなかった。

せっかく生きているなら。限られた時間を使って何かをするなら。

「できること」から考えるのではなく「やりたい」と思った事をやってみる。

そんな事ができるのも、年齢的にもあと少しかなって。やるなら、今しかない。

そんな気持ちにされてくれた、みゆきちゃんとcooのスタッフたちには感謝しかありません。

おかげ様で、大変ながらも私は毎日を楽しく過ごさせてもらっています。

おわりに

なんだか、徒然日記と言いながらも少し重めの内容になってしまいました。笑

軽く読もうと思っていたみなさん、ごめんなさいw

いつかこの事は記事に書いておきたくて。

おトキさんの「生きてりゃなんとかなる」というフレーズは、私の人生を考える上で重要な時期に聞いた事で、ズシッと胸に響いてきたのだと思います。

女性が自分らしさを保ちつつ生きていくのは、月並みですが大変です。

でも、生きてりゃなんとかなる。

今日言いたかった事は、みんなもぜひ映画館でもののけ姫をみた方がいいよ!って事です!笑

cooはまだまだこれから、沢山の挑戦をしていく事になるでしょう。ぜひその物語を間近で見ていただけたら、何か感じて貰えたら嬉しいです。

それでは、また今度はちゃんと気軽な記事を書きたいと思います。笑

いつも読んでくれてありがとう!

この記事を書いた人

内田昌子

内田昌子

相模原生まれ、相模原育ち。

常連客として通っていたcooで拾ってもらい、スタッフになりました。
おいしいものを食べること、おいしいものを作ることが趣味。

2児の母であり、日々のストレス解消に、大好きな音楽を聴きながら小麦粉を捏ねています。

実は管理栄養士